古川仁美フルートリサイタル

ロンドン在住のフルート奏者古川仁美さんは、ザ・グレート・トライン・レース(フルートソロ)副題「あなたが聴いた事の無いようなフルート」イアン・クラーク作曲(1984)アウト・オブ・ザ・クール 「演奏者の自由な解釈で大いに楽しむ」デイブ・ヒース作曲(1956)の現代イギリスの作曲家を中心に据えて「Greetings from London」と銘打つたコンサートを新大久保のスペースDoで六月十七日に開いた。ピアノ伴奏は根本英子さん。
一部ではレイノルド・アーン、アントニオ・ドボルザーク、フランシス・プーランクバークレイの作品を演奏した。
私は二年前にも一時帰国した彼女の演奏を同じホールで聴いた。二年前のコンサートでは「ああこの人はイギリスでの音楽生活をしているな〜」と感じ、今回はその発展型でイギリスの現代作品を弾くことでイギリスでの自らの音楽生活を東京で問うていると受け取れた。

初めて聴くこれらイギリスの現代作曲家の作品は思いがけない楽しい場面を作り出していた。知的遊戯とも言える面白さに溢れている。多分演奏の難しい曲なのだろうが、息のコントロール、リズム、間の取り方など感覚的なものが要求されるであろう。

たいして広い会場ではないのでサロン的な雰囲気を大事にしたのだろう。お家からチョット出かけてきましたと言う雰囲気でフルートを吹き始めた。
曲の合間にお話をするのだがこれが結構早口でいけません、と言いたいのだが、息を使う人が話をすると言うのがいかに大変かと言う事よく知っているので「こりゃ大変!」と思ってしまう。さりとてあんまりお話が上手だと芸人のようで良い感じにはならない。うん〜。その辺りのバランスが難しいんだ。

古川仁美のフルートは上手。軽快。楽しんでいる。

録音したものを自分で聴くと嫌になってとてもCD化する気持ちにならないと言っていたが、きっと彼女が理想とする形があるに違いない。こんどそれを確かめるために古川仁美さんの意見を聞いてみたい。
古川仁美さんのホームページ
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by akiraogawaG | 2005-07-01 17:51
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