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10月5日(金)A DAY IN THE LIFE OF AFRICA

A DAY IN THE LIFE OF AFRICA( 100人の写真家がみたアフリカの1日)
通りすがり、偶然が私に大きな刺激を与える事がしばしば起きる。どだい大事な事以外は私は予定をたてない。それに縛られたくないのである、仕事の上の予定は立てなければ成り立たないので仕方なしに立てているがそれもかなり苦痛だ。

さて来年のギターの発表会の会場予約の為近所の「プラザホール」に出かけた。そこで「A DAY IN THE LIFE OF AFRICA」「100人の写真家がみたアフリカの1日」の展覧会のポスターを見た。時間があったので会場に入って驚いた。素晴らしい写真がプリントされて飾ってある。いくつもの写真の前で私は動けなくなった。

2002年2月28日100名の世界的な報道写真家の手によって24時間でアフリカ大陸を丸ごと写真に収める。そんな壮大な企画が試みられた。
「オリンパス」がスポンサーになりデジカメで写真は撮影された。

美しく、恐ろしいアフリカ。美しい色彩と自然。人々の表情の豊かさ。貧困がもたらすHIVの恐怖。そして出口を見いだせないままの現在のアフリカ。

まずは私はアフリカを一括りでしか捕らえていない大きな過ちをしていた。私は沢山の人種と沢山の文化が混然と存在している事を知る事から始めよう。又人類のの発生はアフリカにありと言う事から始めよう。

さてこれからアフリカ諸国は発展と言う名のもとに多くの言語や文化や自然を失って行くだろう。まるで時の流れのように文化の崩壊は自然に推移して行く。

私たちの世代は日本においてその発展と言う推移を見て来たはずだ。

25年前、これも又偶然。NewYorkの街角で知り合った国連に勤めていた若者がこう言ったのを思い出した。「日本が犯した発展と言う大きな過ちをアフリカが犯さないようにするための仕事を私はしたい」と…。

A DAY IN THE LIFE OF AFRICA 100人の写真家がみたアフリカの1日の写真が見られる
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by akiraogawaG | 2007-10-09 08:59 | イベント

10月01日蒼き狼 斉藤敏雄の死

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ギタリストの斉藤敏雄(65才)が死去した。ここ数日の気温の激しい変化に耐えられなかったのであろう。街でひと月程前ギターリストのU氏に偶然あった。その時U氏から斉藤敏雄さんが危ないと言う話を聞いていた。斉藤敏雄愛用のギター「ホセ・ラミレス」を売りたいと言っていると言う話も聞いた。「終わり」だ!。
ギターリストがギターを売りたいと言っているのは終わりを意味する。

ここ何年も斉藤敏雄には会っていなかった。横浜元町に彼は住んでいたのでそんなに遠くではないのに何故会わなかったのか?私の方から言えば気軽に会える気持ちになっていなかったと言える。お互い仕事で共有する部分があれば会ったであろうが、それはなかった。斉藤敏雄は私のお弟子さんである。

斉藤敏雄さんはオートバイライダー、そして旅人であった。昔どこから見つけて来たポンコツの車に乗って彼はひとり出かけたりもしていた。その車に便乗して何度か一緒に旅行をしたことがある。静岡、京都、小浜、名古屋…。

若い頃の彼は自転車にのって日本一周を成功させた。自転車にギターを積んで出かけた。旅費がなくなるとアルバイトの口をみつけて何ヶ月か滞在してお金をため又自転車に乗る。日本一周は何年間もかかった。時々横浜にも帰ってくる事があったりして各地のギター事情を知らせてくれた。

未完のギタリスト斉藤敏雄。器用にギターを弾くことから彼はギターを始めた。独特の練習方法を編み出し修行をしていた。ギターの響きに対する感性の鋭さは彼自身をも振り回していた。どこにでも顔出してギターを弾きまくる。「斉藤さんにギターを渡したら弦がすり減る」と言ったギタリストがいる。

65才の斉藤敏雄さんを私は知らない。70才の斉藤敏雄さんを私は知らない。よぼよぼになってはいずり回ってギターを弾く幽霊のようなギタリスト斉藤敏雄さんを私は見たかった。それは想像するににも恐ろしく美しかったに違いない。
「死は終わり」を意味する。その先は無い。私のなかで長い間居座り続けたギタリスト斉藤敏雄は消えた。私はその先を生きる。世界はどうなってゆくのだろう?もっともっと面白いことがあるに違いない。私はそれを見たい。

「さようなら」斉藤敏雄さん。

斉藤敏雄略歴
 
1942.11.25 横浜生 射手座 B型  趣味:オートバイ
小川彰、松田晃演、兼古隆雄、各氏師事。県立音楽堂にて77、78、81、92、93年リサイタル。県立音楽堂の「音楽鑑賞の夕べ」にソロリサイタル。能楽師松井彬、薩摩琵琶荒井姿水両氏とパフォーマンス、「さくらファンタジィー」を94年チェコ・ハンガリー・ドイツにて95年スペイン公演。85年「詩と音楽の夕べ」を俳優高橋長英、女優中村たつの両氏とリコーダー小俣達郎氏と 共に公演、130回以上を全国各地で公演活動中。他俳優の夏木勲、大和田信也、大和田獏。シャンソン歌手元次郎、舞踏 ギリヤーク尼ケ崎の各氏と協演。
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by akiraogawaG | 2007-10-01 17:52 | ギター