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大きなものから小さいものへ、そして大きな喜び

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東京八王子に多摩美術大学がある。丘の上にたつコンクリートの建物の直線が風景を切り刻んでいる、それに反抗するかのように「聞香」「ギター」による講座が4月17日午前行われた。私も教室の片隅でマイクなしのギターを弾いた。
伊達晟聴さんの「聞香」は伝統的な「聞香」の上に更に新しい未来を見つけようとする未来志向型のお作法である。詳しいことは伊達さんのブログに詳しく出ている。
伊達晟聴
小さく片隅で丸くなってギターを弾いているのが私。私はこうした位置が好きなのです。
講座が済んで昼食を食べながら伊達さんとお話をしていた時、私はふと思つた。未来に我々は何をなすべきか?それは直面している環境問題だ。とかくエネルギーの節約、欲望の制御と言うマイナス面でしか言われていない環境問題だがそうではない大きな喜びを与えて呉れる技術や方法があるはずだ。それは微かな香りを楽しんだり、マイクなしの生ギターの音を楽しんだりする事。それはお金もかからないし道具立てもいらない。
「自然と一体」と言う言葉に私は何時も偽物を感じているが、「自然にもっとも近い位置に自分を置く」と言う言葉には共感出来る。「聞香」「ギター」で自然にもっとも近い位置にもし身を置くことが出来れば、それは大きな喜びになるはずだ。そんな事考えながら又明日からのギター修行に励むことにしよう。
by akiraogawaG | 2006-04-18 08:14
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