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川島レイさんとシタール

「上がれ!空き缶衛星」(新潮社)を出して世間の注目を集めた川島レイさんが、今度はその続編になる「キューブサット物語」(エクスナレッジ)を出版した。

ジュース缶サイズの衛星打ち上げ成功を書いた「上がれ!空き缶衛星」。10センチ角サイズの「キューブサット」打ち上げ成功を書いた「キューブサット物語」

この二冊の本はまさしく青春物語である。

ところで私はこの本について書こうとしているのではない。
川島レイさんがインドの古典的楽器「シタール」を演奏するのを聴いた事があるのです。写真はその時のもの。

シタールはギターと同じ発弦楽器であるが、共鳴弦を持つなどギターと比べたら複雑な構造になっている。

同じ発弦楽器の奏者として言えることは自分の弾いた音が自分の身体の中で響く、又周りの空間に飛んだ音が床、壁、天井、にぶつかり反射して自分に帰ってくる。その内外の音空間の中にいる至福感、それが演奏者へのご褒美である。その至福感を川島レイさんも感じているに違いないと思ってしまうのです。

インドのシタール奏者ラビ・シャンカールの初来日コンサートは凄かった。私がシタールとはじめて遭遇した忘れられない夜。

そのシタールを川島レイさんが弾く!何て事でしょう。

不思議ですよね、不思議ではない。人工衛星や未来学が専門の川島レイさんがシタールを演奏している。

ギターを弾いている私、パソコンを操作している私、本を読んでいる私、美味しい食べ物を想像している私、親しい友人と話している私、海の水辺線を眺めている私、している事は違っていてもみんな同じ根っこから生えた枝枝だ。

川島レイさんはどうなのだろう。私は今度川島レイさんにお目にかかった時、いろいろ聞いてみようと…。そうして新しく買った「キューブサット物語」の本にサインを貰おうっと。
川島レイさんとシタール_d0015174_22344888.jpg

by akiraogawaG | 2005-04-29 22:31
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