まずこのプログラムを読んで欲しい。60年代に私の生徒さんを中心にしてギターの演奏活動をしていたグループのプログラムだ。 私はとうの昔にこうした資料は無くしてしまった。ところが最近になってこんなもがありましたと言ってコピーをくれた人がいる。複雑な気持ちの感謝。 まずPimachiと言うネーミングだけれどこれはギターを弾く右指を指し示すP I M A CHI から無理矢理ピマーチと呼んで作った。つまりはギターをピックを使って弾くのではなく右指を使って 弾くギターと言う意味だ。当時はギターブームの最中でその中でも一番人気があったのがフォークギターだったからこれと区別したいと言う意味もあった。 設立者の私の当時の心情としては、××発表会と言うのがどうも恥ずかしくってとてもじゃないけれど先生などと呼ばれるのは嫌だったから、それに変わるものがないかなと思った結果だつた。 幸い優秀な若いギター学習者がまわりに沢山いたので演奏会を開くことはたやすかった。お客さんも沢山いた。 プログラムを見てすぐ分かることは当時としては最新のギター事情を反映したプロが並んでいる、よくこんな曲が弾けたものだ。いやもう少し正確に言おう。 演奏は重奏以外は全部暗譜と言う鉄則があったのですくなくも暗譜はして弾いていたはずだ。演奏の出来不出来は問われなかった。 最近小川 彰ギター教室発表会なるものを毎年開いているがピマーチの会演奏会とは感触が違う。年齢層の違いもあるが、発表会はやはり発表会だ。ピマーチの会は無料であっても演奏会であった。 一年一回の小川 彰ギター教室発表会と言うのは生徒さんにとって心理的に大変な事だと思う。 演奏と言うのは一種の「馴れ」だから演奏が日常で無い限り、言わゆる「上がる」と言う特殊な心理状態になってしまう。 自分で自分のしている事が分からないと言う状態だから、お客さんから見ればただ「下手ね」と言うことになる。 ギターを弾くと言うのは個人の楽しみからはじまり他の人と楽しみを共有する事で完結する。 私は私として演奏の場をこれからも作って行くが、お弟子さん達もそれぞれ演奏の場を作って演奏活動をして欲しいと思う。 私としては出来る限りの応援はする。これが私の姿勢。
by akiraogawaG
| 2007-04-17 08:36
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